チャイポ(OFC)完全ルールガイド

チャイポ(OFC、オープンフェイス・チャイニーズポーカー)は、上段3枚・中段5枚・下段5枚の計13枚を3列に配置し、 下段≥中段≥上段の強さを保って相手と役を比較するポーカーです。初手5枚配布後、3枚引いて2枚配置・1枚捨てる ドローを4回繰り返し、1列1点(最大3点)とスクープボーナス3点、役に応じたロイヤリティ点で得点を競います。
チャイポ(OFC)とは何か
チャイポは、英語名「Open Face Chinese Poker(オープンフェイス・チャイニーズポーカー、略称OFC)」の日本語圏での通称です。プレイヤーは配られたカードを裏を見ずに(オープンフェイスで)1枚ずつ確定配置していき、最終的に完成した3列の役を相手と比較して得点を競います。通常のポーカーのようにベットで駆け引きするゲームではなく、13枚のカードをどの列にどう振り分けるかという配置判断が勝敗を決めるのが最大の特徴です。
この記事では、チャイポ(OFC)を初めて学ぶ人向けに、基本ルール・点数計算・ロイヤリティ表・ファンタジーランド(FL)突入条件を1本にまとめて解説します。
基本ルール: 3列・計13枚の配置
チャイポ(OFC)では、手札を以下の3列に配置します。
| 列 | 枚数 | 役の強さの位置づけ |
|---|---|---|
| 上段(フロント) | 3枚 | 最も弱い役を置く列(ペア・スリーカードのみ) |
| 中段(ミドル) | 5枚 | 中間の強さ |
| 下段(バック) | 5枚 | 最も強い役を置く列 |
進行は次の通りです。
- 最初に5枚のカードが配られ、3列のいずれかに1枚ずつ確定配置する。
- 以後、1ストリートにつき3枚を引き、そのうち2枚を配置して1枚を裏向きに捨てる操作を4ストリート繰り返す。
- 合計13枚(5枚+2枚×4ストリート)を配置し終えた時点で手が完成する。
配置には「下段の役 ≥ 中段の役 ≥ 上段の役」という強さの順序を守らなければならないという制約があります。これを満たせない配置になった場合はファウルとなります。オープンフェイスで1枚ずつ確定していく都合上、先の配置判断が後のファウルにつながることがあるため、序盤のカードをどの列に置くかがゲームの核心的な難しさになります。
点数計算の仕組み
チャイポ(OFC)の得点は、相手プレイヤー1人ごとに以下の方式で計算されます。
- 列ごとの勝敗点: 上段・中段・下段の各列で相手より強い役なら1点。3列合計で最大3点。
- スクープボーナス: 3列すべてで勝利した場合、追加でさらに3点。
- ロイヤリティ点: 各列で成立した役の強さに応じて加点(詳細は次章の表を参照)。
つまり、列勝敗とスクープボーナスだけで見た場合、相手1人との最大スイングは6点(3点+3点)となります。ここにロイヤリティ点が別枠で加算される形です。
ファウルした場合、そのプレイヤーは該当マッチアップで3列全敗+スクープ扱いの−6点となり、自分のロイヤリティ点は消滅し、相手が成立させたロイヤリティ点は支払います(Progressive標準の規定。両者ファウルは0点)。細部はプレイの場(オンラインルーム・大会・自宅対戦など)によって差異があります。ファウルがどの時点で確定しているかについては、姉妹記事「チャイポ(OFC)のファウル回避」を参照してください。
ロイヤリティ表
役を成立させると、勝敗点とは別にロイヤリティ点が加算されます。標準的なロイヤリティ表は以下の通りです。
上段(フロント、3枚)
| 役 | 点数 |
|---|---|
| ペア(66〜AA) | 66=1点、77=2点、88=3点、99=4点、TT=5点、JJ=6点、QQ=7点、KK=8点、AA=9点 |
| スリーカード(222〜AAA) | 222=10点、333=11点、444=12点、555=13点、666=14点、777=15点、888=16点、999=17点、TTT=18点、JJJ=19点、QQQ=20点、KKK=21点、AAA=22点 |
中段(ミドル、5枚)
| 役 | 点数 |
|---|---|
| スリーカード | 2点 |
| ストレート | 4点 |
| フラッシュ | 8点 |
| フルハウス | 12点 |
| フォーカード | 20点 |
| ストレートフラッシュ | 30点 |
| ロイヤルフラッシュ | 50点 |
下段(バック、5枚)
| 役 | 点数 |
|---|---|
| ストレート | 2点 |
| フラッシュ | 4点 |
| フルハウス | 6点 |
| フォーカード | 10点 |
| ストレートフラッシュ | 15点 |
| ロイヤルフラッシュ | 25点 |
ファンタジーランド(FL)の突入条件
チャイポ(OFC)には、上段の役次第で次ハンドの配布方式が変わる「ファンタジーランド」という特別ルールがあります。現在オンライン実装や大会で主流となっているプログレッシブ版と、原型であるクラシック版の2種類があるため、両方を押さえておく必要があります。
プログレッシブ版(現在の主流)
多くのオンラインルーム・大会で採用されている方式です。上段の役の強さに応じて、次ハンドで一度に配られる枚数が増えます。
- 上段QQ(クイーンのペア): 14枚
- 上段KK: 15枚
- 上段AA: 16枚
- 上段スリーカード以上: 17枚
クラシック版(原型ルール)
より古い原型ルールでは、突入条件は上段QQ以上のみで、枚数は常に13枚固定です。上段QQ以上を成立させると、次ハンドは通常のドローなしで13枚を一度に配られます。
FL継続(stay)条件
FLに入った後、次のいずれかを満たせば連続してFLを継続できます。
- 上段でスリーカードを成立させる
- 下段でフォーカード以上を成立させる
※ 継続条件の細部はルール・ルームによって差異があり、中段の条件を加える規定もあります。本ソルバーの規定(通常・ジョーカー共通)では、上段スリーカードまたは下段フォーカード以上で継続し(中段フルハウスでは継続しません)、継続時の枚数は入場時と同じです。プレイする場の規定を必ず確認してください。
なお、FL突入率は配られ運ではなく配置戦略に大きく依存します。OFC Oracleの自己対戦計測では、貪欲な配置のFL突入率0.4%に対し、ソルバー誘導の方策では19.3%と約50倍の差が出ました。詳細は姉妹記事「ファンタジーランドの突入条件と確率」を参照してください。
まとめ
チャイポ(OFC)は、13枚を3列に配置し「下段≥中段≥上段」の順を守りながら役を作る、判断力が問われるポーカーです。基本ルールと点数計算、ロイヤリティ表、そしてファンタジーランドの突入・継続条件を押さえることが、まず最初の一歩になります。
実際の配置判断を数値で確認しながら学習したい場合は、OFC Oracleの学習用ツールが役立ちます。ファンタジーランドの13〜17枚配布(ジョーカーあり・なし両対応)の最適配置を確認できる無料FLソルバーや、最終ドローにおける全配置のEVランキングを比較できる終盤ソルバーは、いずれも対戦中のリアルタイム利用ではなく、事前の学習・トレーニング専用として設計されています。
参考
FAQ
チャイポとOFCは同じゲームですか?
はい、同じゲームです。「チャイポ」は日本語圏での通称で、正式名称は英語で「オープンフェイス・チャイニーズポーカー(Open Face Chinese Poker、略称OFC)」といいます。
ファウルとは何ですか?
下段・中段・上段の役の強さが「下段≥中段≥上段」の順を満たしていない配置のことです。該当マッチアップは3列全敗+スクープ扱いの−6点となり、自分のロイヤリティは消滅、相手のロイヤリティは支払います(Progressive標準ルール。ハウスルールで差異があります)。
ファンタジーランドとは何ですか?
上段にクイーンのペア(QQ)以上を成立させると突入できる特別ラウンドです。通常のドローなしで手札をまとめて受け取り、一度に配置できます。枚数や継続条件はルールのバリアントによって異なります。
1ハンドで最大何点獲得できますか?
相手1人との比較では、3列すべて(上段・中段・下段)で勝利した場合の1列1点(計3点)にスクープボーナス3点を加えた最大6点のスイングが基本ルール上の上限です。役に応じたロイヤリティ点はこれとは別枠で加算されます。
初心者はまず何を練習すべきですか?
まずは基本ルールとロイヤリティ表を覚え、ファウルしない配置を安定させることが第一歩です。配置の最適化はOFC Oracleの無料ソルバーで確認しながら学習できます。